「採択傾向を分析しました①」の続きとなります。
最近は「新商品・新サービス開発/事業転換系」「設備・環境整備による顧客満足度向上系」の採択も増加してきていますので採択例をご紹介します。
(第17回締切分採択者一覧からの分析結果です、次回11/28締切の第18回に応募される方は参考にしてください。)3. 新商品・新サービス開発/事業転換系 ✨
市場のニーズに応じた新しい価値の提供、または既存事業からの脱却を目指すものです。
地域資源・未利用資源の活用
- 地域産品を使った新商品開発
例:「地域資源活用による〇〇新商品開発」
「〇〇地産食材を活かした新規販路開拓」- 食品ロスや廃材の再利用
例:「〇〇を廃棄せず〇〇新商品として販売」
「廃材を価値に変える〇〇〇事業」
「アップサイクル〇〇販売による販路開拓」- 付加価値の高いメニュー・商品の開発
- グルテンフリー、健康志向に対応した食品開発
例:「〇〇アレルギーの方向け〇〇提供」
「健康志向〇〇商品化と販路開拓」- 体験型サービスの導入
例:「〇〇〇体験ワークショップによる販路開拓」
「〇〇〇によるインバウンド・ビジネス層向け体験提供」- 事業転換・多角化
- 既存の強みを活かした新分野への参入
例:「〇〇事業の専門性をいかした〇〇〇事業へ参入」
「〇〇〇のリニューアルオープンによる新たな販路開拓」
「〇〇店が展開する ECサイトでの冷凍販売事業」
4. 設備・環境整備による顧客満足度向上系 🪑
特に飲食、美容、宿泊、医療・福祉系で、顧客の体験価値を高めるための環境投資が目立ちます。
快適性・空間改善
- バリアフリー化や個室化による顧客層の拡大
例:「バリアフリー化げご高齢向け〇〇サロン経営」
「〇〇リニューアルによる顧客満足度の増加」
「〇〇工事による顧客満足度の向上と新規顧客獲得」- 高性能美容機器の導入や新メニューのための設備投資
例:「〇〇目的の痩身メニューの強化」
「〇〇提供のための業務用〇〇機器導入」
「〇〇〇導入によるビギナー層の販路開拓」- 特定のターゲット層の取り込み
- ペット同伴の顧客を取り込むための環境整備
例:「犬連れでも〇〇できる〇〇設置、メニュー開発」
「ペット同伴〇〇設備導入による販路拡大」- インバウンド(訪日外国人)への対応
例:「インバウンド対応 〇〇〇計画」
「訪日客対応強化による販路開拓」
「〇〇提供と販促強化でインバウンド顧客獲得」- 子育て世帯・高齢者への配慮
例:「乳幼児連れ家族のための設備導入」
「地域シニアの健康と交流促進の〇〇計画」
「動ける身体づくり支援」
まとめ
前回紹介しました「1. 販路開拓・集客強化系」「2. 業務効率化・生産性向上系」が主な補助事業目的でしたが、事業再構築補助金が終了したためか、今回紹介しました「新商品・新サービス開発」「設備・環境整備」の分野が目立ち始めました。
さらに補助対象が拡がってきましたので、売上拡大のための投資ではまず検討すべき補助金です。